職人が経営を学ぶ場「参九塾」
「職人の仕事はカッコいい」「職人になりたい」と子供たちが憧れる職業に…
サンクジャパン代表である清水のそんな想いから「参九塾」は2014年3月にスタートしました。
きっかけは現場での一人親方との会話でした
建築業界での職人不足が問題と言われて久しいですが、サンクジャパンもご多分に漏れず、各現場での職人さん確保に苦戦することもあり、今後の対策を考える必要がありました。
そんな中、ある一人親方に 「将来的に職人のお仕事はどうされるのですか?」「子どもに継がせるのですか?」と聞いたところ、 「職人の仕事はきついし、儲からないし、子供に継がせるつもりはないよ」との回答でした。
どうしたらこの状況を変えられるのかと考えたときに、「ひとり職人であっても立派な経営者であり、きちんと経営を勉強し、儲かる(仕事を継続していける)仕組みをつくる必要がある」という結論に至りました。
これまでの参加者は職人を中心に延べ2,000名
2014年3月に戸田参九塾(埼玉県戸田市)をスタートし、その後所沢参九塾(埼玉県所沢市)、町田参九塾(神奈川県町田市)、戸田女性参九塾(埼玉県戸田市)とエリア・対象者を拡大し、各々毎月1回(所要時間:2時間)の頻度で経営戦略を学ぶ勉強会を開催しています。
2021年12月の開催にて、戸田参九塾は93回、所沢参九塾は76回、町田参九塾は67回を積み重ね、参加人数は延べ2,000名を超えました。
勉強会の内容は、これまでサンクジャパン代表の清水が学んできた『ランチェスター経営戦略』をベースに、日々職人さんと接してきた建築会社の社長として、”経営とは”ということを分かりやすく伝えています。
ランチェスター経営戦略の基本原則、要点(ナンバーワン主義、弱者と強者の定義、勝ち易きに勝つ)、使うときのポイントなどを具体的な事例を交えながら説明したり、経営のヒントになるような話題に独自の視点からの説明を加えたりしながら、各参加メンバーとのディスカッションを行います。
現在の参加メンバーは、建築業界の経営者、職人に留まらず、個人事業主、これから独立を考えている経営者予備軍の方など、多種多様な集まりとなっています。
続けることでしか人は本当の意味で変われない
「短期間で得たものや、短期間で得た結果は崩れやすい」
参九塾は、常に新しいことを学ぶというよりは、経営に必要なポイントを繰り返し、コツコツと学んでいくスタイルとなっています。
手前味噌になりますが、継続的に参加しているメンバーの中で、会社や事業がうまくいかなかったという人はいません。
参九塾という学びの場があることで、仲間をつくり、仲間の力を借りることが出来るのが、続けられている理由だと思います。
この参九塾という取り組みの継続が、微力ながらも「建築業界の職人不足」が改善していく一助になれば嬉しい限りです。
参九塾にご興味持たれた方は、参九塾ウェブサイトからお申込み可能です。
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