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サンクジャパンにとって転機だったと思える一年を代表・清水が振り返ります。

2023年も大変お世話になりました。

皆さまにとっての2023年は、良い一年になりましたでしょうか?

サンクジャパンにとっての2023年は、数年後に振り返ったときには確実に「転機は2023年だった」と思えるような一年になりました。

これもひとえに皆さまのご支援とご協力のおかげだと思っております。本当にありがとうございます。

サンクジャパンでは、誠に勝手ながら12月30日(土)〜2024年1月8日(月)の間を冬期休業期間とさせていただきます。

毎週水曜日に更新している「TOPICS」も、今回の更新が年内最後。今回は、代表の清水に2023年のサンクジャパンについて振り返ってもらいました。

 

2023年を振り返って

埼玉県戸田市にある建築デザイン会社サンクジャパンの社長、清水

ー2023年は、サンクジャパンにとってどんな一年でしたか?

 

清水:いざこうして振り返ってみると、一年前のこととか全然覚えていないですね。ずっとバタバタしていた感じ(笑)

サンクジャパンとしては、メンバー全員の個性が上手に発揮され始めた一年だと思っています。

私個人の働き方としては、現場管理を中心にやってきたポジションから外れて、不動産にも、設計にも、建築にも、飲食にも関わってきました。体もそうですが、すごく頭の忙しい一年だったように感じています。

 

今年一年で16名の方に「39スクール(これから事業を始める方向けの経営勉強会)」を行いました。そう考えるとめちゃめちゃたくさんやりましたね。「shitagoya」に入ってくれている料理人さんだけでなく、アパレル、スナック、金継ぎ、ジュエリー、美容など、幅広いジャンルの方に行いました。

少なく見積もっても150時間以上ですからね。

それぞれの室長が現場をしっかりみていて、個人個人で解釈できる環境ができたからこそ、「39スクール」にこれだけの時間を費やせました。

そういう意味でも、組織としての成長を実感できた一年でした。といいながらも、まだまだお叱りをいただくことも多々あるので、来年に向けて組織力の向上により努めていきたいと思います。

 

「shitagoya」によって手に入れた表現方法

埼玉県戸田市本町にあるシェアキッチン型飲食店「shitagoya」のリノベーション前

ー「shitagoya」オープンは大きな出来事だったのではないでしょうか?

 

清水:サンクジャパンに飲食室ができたのが今年の1月。「shitagoya」の工事が始まったのも1月からです。

「shitagoya」は、2023年のサンクジャパンの中でも柱と呼べる事業。「shitagoya」ができたことにより、我々はショールームという表現方法を手に入れました。

 

料理人さんが独立を学ぶ場「shitagoya」では、これまで8組のお店が営業してきました。すでに「shitagoya」を卒業して、2024年にご自身のお店をオープンする方もいます。

「shitagoya」の厨房に立つ料理人さんの数には満足していません。しかし、利用者様には満足いただいているという自負はあります。チラシ配布やSNSでの情報発信、外から店内を覗いている方への積極的なコミュニケーションなど、地味だけど着実な活動が実を結んで、認知度も上がってきています。

 

「shitagoya」を始めてから、「shitagoya」を利用するメリットは、これから独立する方だけでなく既存店にもあると気づきました。

飲食店は、開業から一年以内に約40%、十年間だと約90%が廃業するといわれている厳しい世界。言い方を変えると、世の中の飲食店の多くが集客に苦戦しているといえます。

それはきっと何かを変えないと上手くいかなくて、既存店の認知活動として「shitagoya」を利用するお店が出てきても不思議じゃないと思っています。

これまで出会ってこなかったお客様と出会えるチャンスだし、「shitagoya」を利用して既存店への送客をするスタイルが確立したら面白くなりそうじゃないですか?


完成した「shitagoya」埼玉県戸田市本町にあるシェアキッチン型飲食店。週ごとに料理人が変わるちょっとユニークな飲食店。

清水:一方で、「shitagoya」が持つポテンシャルが十分に発揮できていないとも感じています。まだまだ「shitagoya」はシェアキッチンという認識から抜け出せていません。

実は来年、戸田市の飲食店として有名なお店の設計および施工をやることが決まっているのですが、そのきっかけは「shitagoya」でした。

まだ詳しいことはお話しできませんが、「shitagoya」をサンクジャパンのショールームとしてご縁を広げて、結果として、楽しいまちづくりにつなげていければと考えています。まちづくりは、あくまでも本業を一生懸命行った結果ではないかと考えています。

 

「shitagoya」での取り組みが評価されて、某政府系金融機関と提携することが決まったのも今年の大きな出来事です。

「39スクール」で自身の強み、ライバル比較、商品・地域・客層をしっかり考えてから、「shitagoya」でテストマーケティングを行えば、実績に基づいた事業計画が立てられます。

その金融機関は、この点をすごく評価してくれました。飲食店に限らず、サンクジャパンを経由して独立起業する方には、通常の支店窓口でなく別窓口で話ができるような仕組みとなっています。年末に決まったことですが、お陰様でやっていることは間違いないと感じられる一年になりました。

 

地域との交流が増えた一年

shitagoyaにて職業体験をしてくれた地元中学校2年生の3人

ー建築以外のイベント等でもサンクジャパンの名前を耳にする機会が増えたように感じますが、その実感はありますか?

 

清水:2020年8月に現在の場所に本社を移転して、2021年1月に「これからは、軸足のひとつを戸田でいこう!」と会社の方針を定めました。

それから2年経って、2023年は明らかに地域とのつながりが増えたと思います。

2020年からお手伝いしている「トダイルミ」では、昨シーズンより「トダイルミMarche」で使用する木製屋台を作成していて、今シーズンから8台に増えた内の2台を寄付させていただきました。

地域の小学校や近くに住む大学生に廃材(端材)を提供したり、11月には戸田中学校の3名の生徒を仕事体験として受け入れたり、学生たちともたくさん交流できました。後日、廃材(端材)を使って作った成果物やイベントへの招待状、お礼のお手紙を持ってきてくれたときは嬉しかったですね。

イベントとしては、9月に「上戸田ゆめまつり」に初出店。10月には昨年に引き続き上戸田商店会 HAPPY HALLOWEEN in KAMITODA「トリック オア トリート」に参加しました。

えいじまみずほさんの個展も春には本社、秋には「shitagoya」で開催できたし、地域の方々との交流を通じて、サンクジャパンの活動も広がった一年でした。

2024年以降も、地域の方々とは積極的に交流したいと思っています。

 

2024年もサンクジャパンをよろしくお願いいたします。

 

サンクジャパン本社前にて撮影した社員の集合写真。みんな仕事を楽しんでいる。

■冬期休業期間

 

 2023年12月30日(土)~2024年1月8日(月)

 

※2024年1月9日(火)より、業務を開始します。

※休業中のお問い合せにつきましては、1月9日(火)以降に順次対応させていただきます。

 

今年一年、サンクジャパンを支えてくださった全ての方に深く感謝いたします。

2024年は「楽しい景色をデザインしよう」を合言葉として、メンバー一丸となって取り組んでまいります。

皆さまには、幸多き年末年始をお過ごしいただければと思っております。

2024年も引き続き、サンクジャパンをよろしくお願いいたします。

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