戸田市のライターさんから取材を受けました。
「この会社は、何をやっている会社なんですか?」
先日開催した「えいじまみずほ絵画展 倉庫」で、弊社・戸田オフィス(本社)を訪れた方からそんな質問をいただきました。
確かに、一見すると倉庫のようであり、中を覗けば事務所のようでもある。
以前より、戸田オフィスの前を通るたびに気になっていたそうです。
今回、縁あって戸田市を中心に活動するライター・南原卓也さんの取材を受けることになりました。
「サンクジャパン」て、どんな会社?
「サンクジャパン」て、どんな未来を目指しているの?
嬉しいことに「サンクジャパン」が気になってくれている地域の方は多いそうです。
代表の清水が対応したインタビューの様子を、前編(創業〜現在)と後編(現在〜未来)に分けてお届けします。
「サンクジャパン」 その社名に込められた意味とは?
南原さん(以下、南):「サンクジャパン」がどんな会社かの前に、社名の「サンクジャパン」には、どんな意味があるのか教えてください。
清水(以下、清):「サンクジャパン」の創業当時、「五感」をすごく意識していたんですよ。とにかく五感を研ぎ澄ませて、五感で感じたものを時流に合わせて商売していけば、廃業することはないだろうと思っていて。
ただ、「5」を「five」って訳すのも違うなって思ったし、「株式会社 五感」てダサいじゃないですか(笑)
そんな時に、「五感」を表すフランス語「cinq sens」という言葉に出会ったんです。「サンク(cinq)」ってめちゃめちゃイイ響きだなって思って社名に採用しました。
南:多くの方は「ありがとう(thanks)」だと思っているでしょうね。「五感」だったとは知りませんでした!
清:もちろん、「ありがとう(thanks)」の意味もあります。私が独立して起業できたことへの感謝の気持ちを忘れないという意味も含めて。
「ジャパン」については、「目の前の人を元気にする」という延長線上に、「日本を元気にしたい」という気持ちもあるので、日本を「Japan」に変えて「サンクジャパン(cinq-japan)」と名付けました。
南:「39」のロゴからも、「thank you」を連想しますね。
清:そうですね(笑)
昔、アメフトのユニフォームみたいな背番号が書かれたTシャツをよく着ていたんです。当時、飲みに行った先で、呼び込みのお兄ちゃんたちから「68番!」みたいに声をかけられたことがありました。そこで「番号はわかりやすくていいな」と感じたんです。
目の付け所は間違っていなくて、車のナンバーが「39」だったり、飛行機のシートが「39」だったりすると、わざわざ写真撮って送ってくる人もいます(笑)
「39=サンクジャパン」が更に定着するように、戸田市のまちに「39」の番号がついた物件を増やしていきたいですね。
「サンクジャパン」創業ストーリー
南:では、本題の「サンクジャパン」の業務内容について質問させてください。ズバリ、何をやっている会社なのですか?
清:「サンクジャパン」は、元々「建物の内装と外装の仕上げ工事をすべて施工する会社」としてスタートしました。
南:内装と外装?
清:建築業って、いわゆる分業制なんですよ。
例えば戸建てを新築する場合、まずは工務店様に依頼しますよね?
でも、その工務店様が主に行う工事は「木」を扱う部分だけ。基礎工事や屋根工事、水道工事も電気工事も、それぞれを担当する下請けの業者がそれぞれ工事を行います。
でも、工務店様には、工事以外に「現場管理」という大事な仕事があって、これがめちゃくちゃ大変(笑)
1つの現場で20〜30の業者が入るわけだから、その1社1社とお金の話や工程の話、材料や納まりについての話をしていかないといけない。
会社員時代にこの現実を目の当たりにして、「この先、現場監督がいなくなるな」と感じたのがきっかけです。
南:なるほど! それで内装と外装の仕上げ工事をまとめて請けられる会社にしたわけですね!
清:仕事の基本は、「お困りごとの解決」じゃないですか。下請け工事業として5年間修業をしている間に、「どうやったら元請け業者様が楽になるか」を考えたんです。
「仕上げ工事(約10業種)」を1社にまとめたら、工務店様も現場監督もかなり負担が軽減されると思いませんか?
職人さんを紹介できる業者さんはいますが、職人を1社で抱えていて、材料の支給や打ち合わせもできる会社は日本中探してもなかなかありません。
少なくとも、まったく同じ業態の会社には出会ったことがありません!
南:創業当初から、かなり引き合いがあったんじゃないですか?
清:そう思うでしょ? でも、創業当時は、まだ職人不足といわれるような時代ではなかったし、現場監督も不足していませんでした。
狙い通りの依頼ではなく、工事の一部を請け負うことが多かったです。
昨今の職人不足、現場監督不足が問題になり始め、まとまった工事を受注できるようになったのは創業10年目ぐらいからでした。
「そこまでできるなら、全部やってよ」
南:仕上げ工事をすべて施工するとなると、かなり多くの職人さんが必要ですよね?
清:「サンクジャパン」には、総勢300人を超える職人さんがいます。
現場によって適材適所の職人さんを配置しているので、発注側の方からしたら、かなり楽に感じてもらえていると思いますよ。
南:300人以上!? 職人不足っていわれているのにすごい!
清:それこそ、「マンションリノベーション」という言葉が流行り始めた頃、ある工務店様から「そこまでできるなら、全部やってよ!」って言われたんです。
要は、工務店様がやっていた「木」を扱う部分だったり、電気や水道だったりも、全部やってほしいと。
すぐに職人さんを探して、私たちも勉強して、工務店様が請け負っている仕事のすべてを受注できる体制を整えました。
南:そこまでいくと、もはや工務店ですね!
清:そうなんです! そうなったら、設計もやりたくなるじゃないですか。
それから設計事務所を起ち上げて、設計から工事まで請け負える会社にしました。
おかげさまで現在は、元請けの仕事も増えてきています。もちろん、工務店様からの下請けも大事な仕事として継続しています。
得意分野は、飲食店やオフィスの設計・施工ですね。設計ができて、デザインができて、工事もできる。それが「サンクジャパン」の強みです。
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