8月3日(木)のオープン以降、「shitagoya」はたくさんの方にご利用いただいています。誠にありがとうございます。
その中で、複数のお客様からこのような質問をいただきました。
「なぜ、ここに古着があるのですか?」
「shitagoya」は料理人さんが独立を学ぶ場であり、曜日ごとに厨房に立つ料理人さんが変わるシェアキッチン型飲食店です。
そんなお店の入り口に古着が並んでいるなんて、それは気になりますよね?
今回は「shitagoya no furugi」についてご紹介します。
なぜ、飲食店に「古着」があるのか?
「shitagoya」の入口を入ってすぐ左手。私たちは、古着が並んだこのスペースを「shitagoya no furugi」と名付けました。その名の通り、「shitagoya」の中にある「古着屋」です。
なぜ、飲食店の入口で古着が売られているのか?
その理由を説明する前に、そもそもサンクジャパンがこの場所で何をやりたかったかを説明しておいた方がいいでしょう。
古い建物の利活用を戸田で進めていきたいサンクジャパンは、築50年以上の歴史を持つこの物件を、「サンクジャパンのショールーム」にすると決めました。
しかしショールームだけでは、誰にも見向きもされない可能性があります。折角、サンクジャパンのお店づくりについての考えを集約したショールームをつくったとしても、人が来てくれないショールームでは意味がありません。
そこで考えたのが、ショールームを知ってもらう為に、「物販」を併設しようとする案でした。
物販を行うとなれば、次に決めなくてはならないのは「何を売るか?」です。
サンクジャパンらしい商品について考え、導き出した答えが「古着」でした。
建物のイメージに古着屋は合っているし、戸田市にある古着屋の数は多くありません。気軽に入れる古着屋が増えたら、戸田がもっとご機嫌なまちになると思いませんか?
古着を選んだ理由は他にもあります。
古着には、「一点もの」という古い物件に通じる魅力があることです。
サンクジャパンは、古い建物をリノベーションして、価値を高めることを得意としていますが、そもそも、「古い」とは決してネガティブな要素ばかりではないのです。
古いけど、味がある。
古いからこそ、価値がある。
サンクジャパンがこの場所で物販を行うに当たり、古着屋以上にしっくりくるお店はないと思っています。
時期を同じくして、都内で4店舗を運営する「ムジンノフクヤ」さんと知り合う機会がありました。「日本一ゆっくり買い物が出来るお店」をコンセプトに、無人で古着を販売しています。
「shitagoya no furugi」は、「ムジンノフクヤ」さんからセルフ決済のノウハウや、商品の仕入れについてアドバイスをいただきつつ運営していきます。
こうして、不動産事業で「古着屋みたいな不動産屋」を謳うサンクジャパンが、本当に古着を扱うことになりました。
「shitagoya no furugi」オープン!
「shitagoya no furugi」は、ただの古着屋ではありません。取り扱う商品は、ワークウェアや飲食にかかわる古着に限定しています。
建築と飲食。
「shitagoya no furugi」で取り扱う意味を大事にしているので、古着であれば何でも扱うというわけではありません。
「shitagoya」で飲食をしない方にも気軽に入ってきていただけるように、「shitagoya no furugi」はお店の入口から一番近い場所にあります。もちろん、古着だけを見たい方も大歓迎です。
自分の価値観やセンスに合う一着の古着と出会えたら、商品についているタグをレジで読み込んでください。決済は、完全キャッシュレス制となりますのでご注意ください。
また、「shitagoya no furugi」では一部、古書も扱っています。
お気に入りの一冊と出会えれば、古着と同様の方法にて購入いただけます。
「shitagoya」で食事をされた方も、古着や古書にだけ興味がある方も、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
「shitagoya」は、独立を目指す料理人さんを応援します!
「shitagoya」では、独立を本気で目指す料理人さんとの出会いをお待ちしています。
独立に向けた第一歩を、サンクジャパンとともに踏み出しませんか?
「shitagoya」に関するお問い合わせ・ご相談は、当社ホームページ内「CONTACT」または、下記メールアドレスにてご連絡ください。
サンクジャパン株式会社
飲食室 室長 齊藤 恒(さいとう わたる)
MAIL: saito@cinq-japan.com
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