戸田に”商い暮らしびと”を

「商い暮らし」の提案

戸田市喜沢1丁目のサンクジャパン旧本社オフィスの外観

私たちが戸田のまちで提案していきたいのは、かつての商店の1階の土間で小さな商いをし、2階で暮らすことのできる不動産、「商い暮らし」です。

戸田市喜沢1丁目のサンクジャパン旧本社オフィスが、そんな「商い暮らし」の物件に生まれ変わりました。

私たちの「商い暮らし」への想いはこちら https://cinq-japan.com/hudousanshitsu/

建築家チームの新たな拠点として

戸田市喜沢の旧本社オフィス正面入り口 建築家集団の新たな事務所として生まれ変わりました

戸田市喜沢の旧本社オフィス正面入り口 建築家集団の新たな事務所として生まれ変わりました

この建物は、2013年に築35年の連棟長屋3軒のうち2軒を購入してリノベーションをした、思い入れの深い物件ですが、倉庫をコンバージョンした事務所(戸田市新曽)への本社移転に伴い、これまでオフィスとして使用していた1階の土間と2階の2部屋を貸し出すことになりました。

1階の商いスペース 4人の建築家が並んで作業できる長いデスクは造作したもの

新たな入居者は、大学生時代の仲間4名からなる建築家チーム「カナバカリズ建築設計事務所」のみなさま。

2017年に下田さん・正木さんご夫妻が設立された事務所に、仲間2名がジョインすることとなった流れの中で、約2年前から新たな拠点を探し始めていた。

『これまでの自宅兼事務所という職住隣接のスタイルは気に入っている』
『今よりも人数が増えるので広い場所が必要』
『但し、いわゆる普通の賃貸物件では面白くない(下田さん談)』
といった拠点に対する”拘り”もあり、なかなか思うような物件に出会わないでいました。

そんな中、埼玉県戸田市にご自宅のあるメンバーから「戸田いいところだよ!」「戸田はどう?」と勧められたこともあり、探すエリアを都内から埼玉にも広げたところ、不動産エンターテーメントサイトの『物件ファン』(掲載元は商い暮らしを提唱するサイト『商い暮らし』)にて、当該物件を知ってもらうこととなりました。

戸田という場所での「商い暮らし」

下田、正木さんご夫妻に暮らしぶりなどのインタビュー

下田さん(左)・正木さん(右)ご夫妻

もともと都内にお住まいで、新たな拠点も都内でと考えていたお二人、当初埼玉県民になるというイメージはなかったそうです。

ただ、当該物件をサイトで見つけて実際に内覧し、貸主となる私たちと会話をする中で、建築という同じ業界にいるから分かり合えることや安心感もあり、ここで暮らすことが”腑に落ちた”ことが決め手となったとのこと。

「この物件に関わっている人たちをみて、今後もお付き合いしたいと思いました」との嬉しいお言葉も頂きました。

私たちにとっても、「自分たちの想いを分かってもらい、何らかの形で関係性を持ち続けられる人に借りてもらいたい」という考えにピッタリの素晴らしい出会いで、ご縁を感じています。

2階での”暮らし”のようす

私たちが大きなテーブルを置き使用していたスペースは、自ら造作したダイニングテ-ブルや趣味のレコードプレーヤーがいい感じに配置されています

もともとスタッフ用デスクのあった事務所スペース(2階手前の部屋)は、ご自身で製作した家具を配置し、落ち着いた雰囲気のリビングダイニングに。

カーテンで覆われていた既存の壁面収納(写真向かって左側)は、建築関係や趣味の本がたくさん並んだあらわしの本棚として利用。

窓際に置かれたレコードプレーヤーと製図台

壁際のローカウンターには、下田さんの趣味のレコードプレーヤーと仕事の製図台が絶妙なバランスで配置、カウンター下の広い収納スペースもいいですね。

ミニマルなキッチンには調理器具がいっぱい

ミニマルなキッチンには、料理好きの正木さんらしく、たくさんの調理器具が整然と並び、使いやすそう。

ベランダ側の窓際には冷蔵庫、電子レンジを配置

冷蔵庫、電子レンジ、ポットなどの家電や収納家具は、リビングダイニングのベランダ側の窓際に配置、収納家具の上はコーヒーなどを淹れるスペースとして上手に利用。

もともとカフェの2階だったスペースには新たに浴室をつくり、寝室などの居住スペースに

もともとカフェの2階だったスペースには新たに浴室をつくり、寝室などの居住スペースにも

しっかりと補強された小屋組み、シナベニヤ目透かし貼りの天井、壁面のマガジンラック、シーリングファンのある2階奥の部屋(以前カフェとして使用していたことも)は寝室に。

いろいろな作業に使い勝手が良さそうなテーブル(もちろんご自身で製作)には、正木さんの趣味のミシンが置かれてます。

浴室の裏スペースはオープンクローゼットとして活用

ベランダ側に壁には小さな手洗いを設置

もともとなかった浴室、洗面、洗濯機置き場は、今回の賃貸に合わせ、新設しました。

シナベニヤを貼った壁の浴室のベッド側はオープンクローゼットに、コンパクトな洗面台の壁の向こうはキッチンなのですが、歯ブラシが並んでいるところは、キッチンに繋がる折りたためるカウンター(カフェの名残)なんです。

1階での”商い”のようす

1階の商いスペース 4人の建築家が並んで作業できる長いデスクは造作したもの

1階の商いスペース モックアップ模型

1階の商いスペース モックアップ模型

4名のスタッフ全員が横一列に並んだデスク、木製家具、観葉植物、モックアップたちが、土間オフィスにマッチし、楽しく仕事をされている空気感が漂ってきます。

下田さん横の黒板には哲学的な思考整理の跡が残ってます

下田さんの横の黒板(もともとあったもの)には、何やら日本語だけでない難解な言葉や図が…

これは何ですか?とお伺いしたところ、「”建築と哲学”みたいなことをいつも考えながら仕事していて、頭の整理に書いてるんですよね」とのこと。

そこに書いている内容、素人の私に理解することは困難でした。

「商い暮らし」いいですよ!

下田、正木さんご夫妻に暮らしぶりなどのインタビュー

「商い暮らし」のいいところを聞いてみました。

  • なんといっても、通勤がなくて楽なこと(他の2名のスタッフも自転車通勤)
  • 家事を分散できることで、1日の間に自分の時間を確保できる(夜ゆっくりとお酒を飲む時間が…)
  • ”公私混同型”の人に向いている(夜中にアイデアが浮かんだら、オフィスに行って即作業など)

また、この物件にはいろいろな素材が使われているので、実際に住みながら素材の経年変化や使い心地を、家づくりを考えている人たちに伝えられることは嬉しい。特にシナ素材(木材)は、自分たちの設計でも多用しているので、今後施主さんに素材を見てもらえるチャンスは広がると感じているとのこと。

カナバカリズ設計事務所のHPはこちら https://www.kanabakariz.com/

戸田に”商い暮らしびと”を増やしていきたい

今回ご紹介するカナバカリズのみなさんは、私たちが関わる最初の”商い暮らしびと”です。

建築関係の同業者というご縁から、入居後に仕事面でも繋がる機会に恵まれています。

今後とも、私たちが戸田で提案する「商い暮らし」を拡げていくために、いろいろと仕掛けていくのでご期待下さい!